動画サイトの利用率は10代〜70代で90%以上と年々増加しています。SNS用に動画を制作することで幅広いターゲット層へのアプローチが可能となり、マーケティング効率の向上が期待できます。
今回は外注を検討している方向けにおすすめのSNS動画制作会社を14社紹介します。また、依頼するときに見極めるべきポイントも参考に、自社に合った制作会社を選び、SNS動画を成功させましょう。
SNS動画制作に強く運用も得意な会社4選
SNS動画の運用まで任せることが可能な制作会社を4社紹介します。
株式会社TUUUBE
株式会社TUUUBEは、さまざまなジャンルのYouTubeチャンネルを立ち上げから運用まで支援する実績のあるYouTube運用支援会社です。
YouTubeの動画制作はもちろん、チャンネル運営の戦略なども対応可能です。
効率的にYouTubeチャンネルを軌道に乗せたいという場合は一度お問い合わせからご相談下さい。
株式会社M Global Japan
M Global JapanはWEB特化の映像制作事業だけでなく、VR制作や撮影ハウススタジオや海外撮影のロケ支援事業など、多岐に渡って事業展開しています。
運用に関しては、Twitter、YouTube、Instagram、Facebookに対応しています。日本で利用者の多いSNS5社のうち4社に対応しているため、企業の希望のSNSに対応できるでしょう。
ポライズン(Porizon)
ポライズンはYouTubeやFacebookなどへの運用に対応しています。
ポライズンの特徴は、テレビ番組に携わった経験のあるスタッフが対応することです。経験豊富で柔軟な対応が可能なため、動画制作の幅が広く、予算も相談可能です。
株式会社ムービーインパクト
ムービーインパクトは企画から運用まで一貫した作業が可能です。また、企画から依頼した場合、複数のシナリオの提案を無料で行っています。
すべての作業を同じディレクターが対応するため、柔軟かつ素早い対応が可能なのも魅力です。
3本以上の依頼で広告配信手数料が無料になるサービスがあり、運用まで任せるならぜひ利用したいサービスもあります。
SNS動画制作の実績が豊富な会社4選
制作会社の中でも、実績を豊富に公開している会社を4社紹介します。
株式会社Sand Sun Creative
Sand Sun Creativeは大手からベンチャーまで豊富な制作実績があり、対応しているSNSも、Twitter、YouTube、Instagram、Facebook、LINEなどと豊富です。
企画力が高く、斬新なアイデアで独自の動画を作りたい企業におすすめです。また、少人数制作によるフットワークの軽さは、柔軟な対応にもつながっています。
株式会社シードアシスト
年間220本の動画制作実績があるシードアシスト。通算で350社、2500タイトルの実績によって培った豊富なノウハウがあります。
マーケティング・ブランディング戦略に強く、音声専門スタッフなど各分野のスペシャリストを多く擁しているため、高品質な動画制作が可能です。
株式会社Next Frontier
Next Frontierは公開している制作実績が豊富です。ホンダ、JR、スシロー、本田技研工業や日本航空など数々の大手企業の動画制作実績があります。
また、ニューヨークやストックホルムにも支社があるため、グローバル展開を見据える企業にもおすすめです。
そもそも動画の方向性も曖昧、という企業のために、独自に制作したアンケートに回答することで希望を把握してくれるため、SNS動画を始めるのが不安な企業の力になってくれるでしょう。
Crevo株式会社
Crevoはアニメーションに強い企業です。また、昨今は実写も手掛けているため、内容によって使い分ければより効果的な動画制作もできます。
国内外に約5,000人のクリエイターネットワークを張り巡らせており、どんなニーズにも柔軟に対応してもらえるのも魅力です。
SNS動画制作が格安で依頼できる会社4選
格安を謳う制作会社を4社紹介します。
株式会社 Global Japan Corporation
3000社以上の制作実績で満足度は96%という実績をもつ企業です。高品質で低価格、短納期と依頼主の理想を叶える要素が揃っています。
高品質と低価格の秘訣は、動画制作の役割ごとの分業制です。ヒアリングから編集、撮影などをそれぞれのスペシャリストが分担することで、無駄な時間やコストのカットに成功しています。
株式会社QuickMovies
QuickMoviesは動画制作が69,800円から可能です。仕上がりに満足いかない場合は全額返金保証もあるため、依頼しやすいでしょう。
動画を英語翻訳するサービスもあり、グローバル展開を見据える企業にもおすすめです。
格安の価格を可能にするため、動画の素材は自社で用意する必要があります。
株式会社Muve Creations(ムーブクリエイション)
Muve CreationsではSNS動画制作プランが10万円以下となっています。一般的に、実写よりも費用がかかるといわれるアニメーション動画や、撮影込みの動画も10万円〜30万円の低価格帯で提供。
3000社以上の豊富な実績もあるため、低価格帯でも信頼性のある企業といえるでしょう。
合同会社ルノムービー
ルノムービーでは動画の長さによって価格が変わるため、短いものが好まれる傾向にあるSNS動画の制作に適した制作会社といえるでしょう。
WEBマーケティング業務も対応しているため、動画制作だけでなく、運用についての相談もしたい企業におすすめです。
ホームページでは最新情報として実績を随時紹介しているため、チェックしておくとよいでしょう。
SNS動画制作でショートに強い会社2選
ショートに強い制作会社として、2社紹介します。いずれも迅速な対応が期待できる会社です。
株式会社プルークス
プルークスは豊富な制作実績とマーケティングまで対応する幅の広さが魅力です。
また、短い納期で対応する特急プランがあります。YouTubeショートなど、高頻度の投稿が伸ばすコツともなるショート動画を制作したい企業にとって、迅速な対応が可能となるプランは注視したいポイントでしょう。
コンサル型の動画制作会社であるため、質の高い分析や戦略面でのアドバイスも強みです。
サムライト株式会社
サムライトではショート動画制作サービスが独立してあるため、より専門的なサポートが期待できます。
企画から運用まで一貫したサポートがあり、分析をもとに成功パターンを見出すため、効率的に成果を出せるのが魅力です。
サービスプランも3段階あり、運用代行などもオプションとして明確に価格が提示されているので、予算の想定がしやすいでしょう。
SNS動画制作の企業活用事例5選【株式会社TUUUBE】
株式会社TUUUBEのWeb動画制作の事例を5つ紹介します。
ララちゃんTV(イオンファンタジー)
ララちゃんTVとは、イオンファンタジーが手がけるオリジナルキャラクター、ララちゃんの公式チャンネル。TUUUBEは、ララちゃんTVに投稿する動画の企画・制作を担当しました。当チャンネルは、立ち上げ当初からさまざまな動画を投稿していたものの、再生回数が伸び悩んでいました。そこで「うたスタ」の支援をしていたノウハウを活かし、ララちゃんのキャラクターを活用しながら、再生回数を伸ばすうた動画を企画。3000~4000回ほどだった再生回数を、その企画に関しては2万回以上に伸ばすことに成功しています。
角川の集める図鑑(KADOKAWA)
「角川の集める図鑑GET!」創刊の発売にあわせて、KADOKAWA児童図書チャンネルに投稿される動画を制作しました。目指したのは、「角川の集める図鑑」に子どもたちが興味をもち、中身をもっと知りたくなるような動画であること。コストを抑えつつYouTubeに最適化するため、紙面のイラストを活用しながら、訴求ポイントを絞ってストーリーを再構成。動画の構成や演出においては、弊社が運営する漫画チャンネルのノウハウを元に、視聴維持率を上げる工夫を凝らしました。
うたスタ
教育現場や家庭で役立つミュージックアニメーションを制作しています。立ち上げ1年で、登録者数10万人、現在の登録者は40万人、累計再生回数3億回を突破と、安定した人気を獲得しています。
わくわくぱふぇ(KADOKAWA)
「わくわくぱふぇ」は、TUUUBEがKADOKAWAと共同で運営するYouTubeチャンネルです。キッズ系のコンテンツが乱立するYouTubeにおいて、ニッチでかつコアなファンから人気の高い「工作」というジャンルに特化。チャンネルの立ち上げから、動画の企画・制作、チャンネルの運用までをサポートし、他と差別化をはかるために、YouTubeチャンネル限定のオリジナルキャラクターを共同で開発しました。また、KADOKAWAが発行する「キャラぱふぇ」という幼児・女児向けの漫画・ゲーム雑誌も資産として活用し、雑誌と連動した企画も展開しています。
LIFEニスタ(LIFULL)
日本最大級の不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の運営を行うLIFULL。住まいを探す前段階からユーザーとの接点をつくり、住み替えの時に指名してもらえるように、未来のファン獲得を目的としたSNSやYoutubeの活用を検討していました。そんな折、TUUUBEが提案したのが「LIFEニスタ」というYoutubeチャンネル。憧れの「あの人」のライフスタイルを、ユーザーが擬似体験できるように、さまざまな分野のスペシャリストの住まいを取材。LIFEFULLのプロデュースするチャンネルで豊かな住生活を配信することで、「LIFULL=住生活を豊かにしてくれる存在」としての認知獲得を狙いました。ブランドデザイナーの吉田怜香さんを取材した動画は44万回再生を記録しています。
SNS動画制作を依頼するときのポイント4つ
制作会社にSNS動画を依頼するときのポイント4つを紹介します。
自分の動画のテーマに合った会社か
制作会社に特色があるので、理解したうえでテーマに合った制作会社を選ぶことが成功の近道です。
まずは目的に優先順位をつけてみましょう。少ない時間で効率良く稼ぎたいのか、時間はかかってもいいから低コストで稼ぎたいのか、動画制作のどの段階を外注したいのか……。
優先順位をつけてから制作会社の実績や方針で判断するのがおすすめです。
予算設定に合ったプランがある会社か
動画制作会社は、プランを設定している会社だけでなく、相談後料金を確定する制作会社もあります。調べた結果満足のいくプランがなかった場合は、まずは相談してみるとよいでしょう。
また、動画のジャンルによって価格が変わることも多いため、料金相場の低い撮影内容でも十分か検討するのもおすすめです。
一般的に、アニメーションよりも実写での撮影の方が料金を抑えられる傾向にあります。
そのほかにも、自社で一部の業務を負担できるかも検討してみましょう。
納期の設定に問題がないか
動画制作を外注する場合、納期などのスケジュールに問題がないかも確かめましょう。
最初の発注・ヒアリングの段階でこのステップをどのようなスケジュールで進めるか、スケジュールに余裕があるか確かめておきましょう。
納期までに何回の修正に対応しているかも確かめるのがおすすめです。修正は一般的には2回前後ですが、複数の修正を考慮していない・クオリティに問題があり修正が想定より多くなるといった事態になれば、納期に間に合わない可能性があります。
サポートが充実しているか
動画制作を外注するメリットの1つとして、作業時間のカットが挙げられます。時間削減を最優先にしたい場合は、動画制作のどこまでをサポートしてもらえるか確認しておきましょう。
SNS動画制作で収益化の高いテーマを紹介
SNSにもさまざまなサービスがあり、サービスごとに利用者の属性が異なるため好まれる投稿テーマも異なっています。そこで、TwitterとInstagramの人気ジャンルを比較します。
例えば、Twitterでは仕事・恋愛・友情・家族・教育・健康などのジャンルが反応が伸びやすいです。
対してInstagramではグルメ・美容・ペット・フィットネス・ファッション・旅行・インテリア・アウトドアなどのジャンルが人気です。
SNS動画制作は動画の長さも重要
Instagramではもともと写真や動画を見ることに特化しているので、30秒程度の見やすさを重視。Twitterでは文章もオチがある内容が好まれるため、Instagramよりも長い30秒〜45秒程度でストーリー性があると良いでしょう。
Facebookは文字数の制限がTwitterより多いので、動画も長めの1分程度。インパクトよりも内容の充実性に重きが置かれます。
YouTubeは2〜3分が目安です。YouTubeは他のSNSサービスと異なりパソコンでの閲覧も多いため、他のサービスより長時間でも需要があります。
SNS動画制作を成功させるコツ5つ
SNS動画制作で成功させるためのコツを5つ紹介します。
拡散性の高い「バズる動画」作り
前のメリットの章で詳しく解説しましたが、SNS動画はバズると一気に拡散性が高まります。そのため、集客という観点からも積極的にバズらせたいところです。
バズる動画を作るためのポイント3つを意識しましょう。
- 最新の情報で信頼性がある
- 共感性がある
- インパクト(ギャップ)がある
サムネイルで興味を引く
動画制作する際には合わせてサムネイルも作成しましょう。サムネイル作成に力を入れることで得られるメリットは2つあります。
- 動画のクリック率が上がる
- 動画の途中離脱を防ぐ
サムネイルは画面に表示されている画像なので、サムネイルで興味を引くと動画のクリック率を上げられます。
また、動画の全体の内容がわかるサムネイルを作成すると、視聴者もある程度内容を想定して見ているので、内容の相違による離脱を防ぎ動画を最後まで見てもらうことが可能です。
起承転結を意識した動画作り
最後まで動画を見てもらうためには、入念な構成作りも重要です。構成の作り方の基本といえるのが「起承転結」をもとに動画を作る方法でしょう。
- 起……導入。動画の内容が簡単にわかるようにする。
- 承……問題提起・悩みから視聴者の共感を得る。
- 転……解決策の提示。
- 結……まとめ。最後に伝えたいこと。
「起承転結」を意識した動画作りをすることで、視聴者に伝わりやすい動画になるので、意識して見てください。
テロップを入れる
動画にテロップを入れるとより情報量を増やせるのでおすすめです。
テロップを動画内に入れると、YouTubeではVSEO対策にも効果的です。テロップがあることで、ユーザーの動画への理解度が上がり、好印象を与え再生回数に影響する可能性があるため、間接的にSEO効果があるといえるでしょう。
また、聴覚障害者など音声で視聴ができない人への配慮にもなることや、他言語のテロップで海外ユーザーへアプローチするなどの効果もあり、テロップをつけるとより多くの人へアプローチできます。
テンポの良さを意識した動画作り
動画のテンポの良さも現在では重要です。損害保険ジャパンの調査によると、Z世代・ミレニアル世代・就職氷河期世代・バブル世代すべての年代で、過半数が倍速で動画を視聴しています。
特に若い世代が顕著ですが、全体的にテンポの速い動画が好まれるため、今後の動画作りでは、テンポの良さも重要です。
動画の視聴速度の平均は、Z世代で1.5倍速、他の世代は1.25倍速なので、倍速される可能性も加味して動画作りをするとよいでしょう。
企業のSNS動画活用事例を紹介
SNS動画の活用事例に共通することは、明確なターゲティングが成功の鍵といえることでしょう。
楽天オーネットでは、27歳・29歳・33歳と年代別の動画を制作しています。また、モスバーガーのネット注文のプロモーションでは学生や社会人の中でも「おひとりさま」の利用者をターゲティングして成功。
動画のターゲットを明確にすることが成功の鍵となりました。
日本で主に利用されているSNSサービス上位5社
日本で利用されている上位5社のSNSサービスは以下の5つです。
- LINE
- YouTube
LINEは連絡ツールとして広い年代から利用されているサービスです。それ以外にも企業の公式アカウントの運用や、タイムラインで動画投稿など、サービスを拡大しています。
YouTubeは動画を気軽に見られるサービスとして世界的にも広く人気です。前述の通り、YouTubeはパソコンで見られることも多いため、他のSNSサービスよりも長い尺の動画でも視聴されるので、他のサービスと合わせて複数運用するのも良いでしょう。
TwitterやInstagramは拡散力の大きさが魅力です。動画をいいねやリツイートで拡散し、バズらせられる可能性が高いため、認知度を高めたい人には最適といえるでしょう。YouTubeとは違い、30秒ほどの動画が好まれるため、複数のサービスを使い分けるときにおすすめです。
Facebookは世界的にユーザー数が多いサービスで、他のサービスとは違い実際に会ったことがある人とつながります。そのため属性に共通点があることが多く、共感性のある動画がバズりやすい傾向にあります。
SNS動画制作まとめ
SNS動画制作を成功させるためには、バズらせて拡散を狙うことが重要です。バズらせるために、人気ジャンルを選んだり、動画の長さに気をつけたり、視聴者の興味を引くような動画作りをしたり工夫する必要があります。
そのため、制作会社に外注して短期間で成果を出すのもおすすめです。今回紹介した制作会社を参考に、自社に合った依頼先を見つけましょう。