YouTubeの「トラフィックソース」が何なのか、ご存知でしょうか。
YouTubeチャンネルを分析する上で、トラフィックソースはこれからチャンネルを伸ばすための重要な情報です。
しかし、中には「トラフィックソースってどこで確認できるの?」「そもそもトラフィックソースって何?」と疑問に思っている方もいるでしょう。
本記事では、YouTubeのトラフィックソースについて、意味や種類、確認方法を解説します。
またトラフィックソースの流入数を上げる方法もお伝えするので、YouTubeチャンネルが伸び悩んでいる方もぜひ参考にしてください。
YouTubeのトラフィックソースとは?意味を解説
YouTubeのトラフィックソースとは、チャンネルや動画にアクセスした経路を指します。
YouTubeチャンネルを分析した際に、トラフィックソースで流入数が多い経路について把握しておくと、アクセス数をより増やしたり、現像を維持したりと目標が明確になるでしょう。
一方で、流入数が少ない経路について把握すると、サムネイルやタイトルを変更するなど、トラフィックソースの種類に合わせた対策を行えます。
またトラフィックソースの流入数を全体的に上げると、結果的に再生回数が増える可能性があるので、再生回数が伸び悩んでいる方はぜひ活用してみましょう。
YouTubeのトラフィックソースの種類8つと対策方法
YouTubeのトラフィックソースには、主に8つの種類があり、種類によって対策方法が異なります。
トラフィックソースを分析する際、どの経路の流入数が多いのか少ないのかを知るだけではなく、各トラフィックソースの対策方法を試してみましょう。
ここでは、YouTubeのトラフィックソースの種類8つと対策方法を紹介します。
ブラウジング視聴
1つ目に紹介するトラフィックソースは、「ブラウジング視聴」です。
ブラウジング視聴は、YouTubeのホーム画面に表示されるおすすめ動画を再生することを指します。
各視聴者の視聴履歴や検索履歴、登録チャンネルなどから、おすすめ動画を分析し表示するものなので、視聴者によって表示される動画やチャンネルが異なります。
またブラウジング視聴からの流入数を上げるには、YouTubeのアルゴリズムから高く評価され、視聴者が再生したくなるようなサムネイルに設定することが大切です。
具体的には、再生回数が多く、視聴維持時間が長い動画が高い評価を受けやすいです。
そのためブラウジン視聴を上げるには、長期間のチャンネル運用が必要だと考えられます。
とはいえ、1度でもおすすめ動画として表示されれば、再生回数やチャンネルの認知度が増加する可能性があるので、ブラウジン視聴からの流入数を上げるための対策を気長に行うと良いでしょう。
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YouTube検索
2つ目に紹介するトラフィックソースは、「YouTube検索」です。
YouTube検索では、視聴者が特定のキーワードを検索して見たい動画が探せます。
先ほど紹介したブラウジング視聴とは異なり、YouTube検索を利用する場合は、ある程度視聴者が見たい動画が明確になっていると考えられるでしょう。
そのため、視聴者が見たい動画と異なる内容の動画や、サムネイルと検索キーワードとの関連性がない場合は、再生に至りにくいと言えます。
またYouTube検索からの流入数を上げるには、検索上位に表示されるために、VSEO対策を行うと良いでしょう。
具体的には、対策キーワードをタイトルや説明欄に埋め込んだり、対策キーワードや関連キーワードでタグ付けを行ったりする対策方法があります。
ただし、視聴者が再生したいと思うようなサムネイルではないと、検索上位に表示されても再生回数が増えるとは限らないので理解しておきましょう。
チャンネルページ
3つ目に紹介するトラフィックソースは、「チャンネルページ」です。
ブラウジング視聴やYouTube検索の場合は、直接動画を再生するパターンを指しますが、チャンネルページに移動してから動画が再生された場合は、チャンネルページからの流入と見なされます。
視聴者がチャンネルページに移動する場合、「どんな動画を投稿しているのか」「チャンネル登録者数はどれくらいなのか」とチャンネルの詳細を確認する方が多いでしょう。
1つの動画を視聴してもらい反応が良ければ、他の動画も再生してもらえる可能性があります。
またチャンネルページからの流入数を上げるには、検索上位にチャンネルが表示されるように対策を行うと良いでしょう。
具体的には、投稿している動画のジャンルや最も多い対策キーワードをチャンネル名に盛り込むという対策方法があります。
例えば、「〇〇(チャンネル名)〜カメラ(ジャンル)のプロです〜」など、無理やりチャンネル名にしなくてもサブタイトル風にも設定可能です。
ただし、チャンネル名に文字数の制限がないものの、スマホ画面に表示されるチャンネル名は13文字までなので、できるだけ13文字以内におさめましょう。
再生リスト
4つ目に紹介するトラフィックソースは、「再生リスト」です。
再生リストは、視聴者自身で作れるものや、YouTubeが視聴履歴から自動的に作成したもの、YouTubeチャンネルで作成したものの主に3種類あります。
特にチャンネルで作成した再生リストを再生してもらえれば、自社チャンネルの他の動画への流入も自然と促せるでしょう。
また再生リストからの流入数を上げるには、再生リストを再生してもらうために、チャンページへの流入を促せると良いでしょう。
先ほど紹介したチャンネルページの流入数を上げるための対策を行えば、チャンネルページから動画視聴への流入だけではなく、再生リストからの流入数も上がると考えられます。
終了画面
5つ目に紹介するトラフィックソースは、「終了画面」です。
動画の終了画面には、動画のサムネイルやチャンネルのトップ画面を配置できるので、再生だけではなくチャンネル登録も促せます。
終了画面に動画を配置する場合は、投稿本数が3本以上ではないと設定できないので理解しておきましょう。
追加できる動画の本数は基本的に2本であり、これから伸ばしたい動画を配置するのもおすすめですが、チャンネル内で最も再生回数が多い反響が大きかった動画を配置するのもおすすめです。
また終了画面からの流入数を上げるには、視聴者が再生したくなるようなサムネイルを設定したり、インプレッションのクリック率が高い動画を設定したりすると良いでしょう。
さらに、終了画面が表示されるのは、動画終了の5秒〜20秒なので、この時間の間は終了画面用のシーンを流す必要があります。
エンディングに力を入れれば、終了画面に注目してもらえる確率が上がり、終了画面からの流入数の増加も期待できるでしょう。
通知
6つ目に紹介するトラフィックソースは、「通知」です。
動画投稿時に届く通知から動画を再生してもらうと、通知からの流入と見なされます。
また通知からの流入数を上げるには、多くの視聴者に通知設定をオンにしてもらう必要があります。
動画の終盤で、チャンネル登録や高評価だけではなく、通知設定も促すと良いでしょう。
しかし、視聴者が「誰よりも早く動画を見たい」と思わなければ、なかなか通知設定してもらえないケースがほとんどです。
そのため、通知からの流入数を上げるには、チャンネルや動画の人気度を上げることも必要だと言えます。
YouTube広告
7つ目に紹介するトラフィックソースは、「YouTube広告」です。
YouTubeに投稿した動画が広告として流れれば、YouTube広告からの流入と見なされます。
ただし、YouTube広告は30秒以上または最後まで視聴してもらってはじめてカウントされるので、スキップされたらカウントされない恐れがあります。
さらに、スキップできない短時間だけ流れるYouTube広告は、最後まで視聴されてもトラフィックソースとしてカウントされないので注意しましょう。
またYouTube広告からの流入数を上げるには、視聴者が最後まで視聴するようなYouTube広告を作成し投稿すると良いでしょう。
企業チャンネルの場合は、自社商品やサービスを紹介する動画をYouTube広告として投稿することをおすすめします。
ただし、動画が長すぎるとスキップされる可能性が高まるので、序盤で大まかな結論を述べると視聴者を引き止めやすいでしょう。
例えば、ユーザーの悩みに触れた上で「解決できる商品があります」と商品名や詳細をあえて述べすぎず、どんな商品なのか興味をそそることがポイントです。
WEB・SNS流入
8つ目に紹介するトラフィックソースは、「WEB・SNS流入」です。
YouTube studio上では、「外部」と表示されます。
またGoogle検索で上位表示を狙う際も、YouTube検索と同じようにVSEO対策が重要となります。
SNSの企業アカウントからの流入数を上げるには、SNSの投稿数を上げたり、有益な情報を配信したりとSNSの運用強化を行うと良いでしょう。
特にInstagramやTikTokなどのSNSは、YouTubeよりも拡散性が高い媒体と言えるので、YouTubeと他のSNSとの連携を行うことがポイントです。
例えば、Instagramではインスタ映えする投稿をしたり、TikTokでは流行に乗ったバズるような動画を投稿したりするなど、各SNSの特徴に合わせたコンテンツを配信すると、フォロワーやYouTubeへの流入数の増加が期待できるでしょう。
YouTube studioでのトラフィックソースの確認方法
YouTubeのトラフィックソースを確認するには、YouTube studioでチェックすることをおすすめします。
YouTube studioは、YouTubeが公式で提供している分析ツールで、基本的にチャンネルの運用者しかチェックできないので、他の無料ツールの中では安全性が高いと言えるでしょう。
ここでは、YouTube studioでトラフィックソースを確認する方法を紹介します。
YouTube studioを開く
まずは、YouTube studioを開きましょう。
右上にあるアイコンをタップし、メニューから「YouTube studio」をクリックします。
YouTubeアナリティクスを開く
次に、YouTubeアナリティクスを開きましょう。
YouTube studioのホーム画面の左側にあるメニューから、「アナリティクス」をクリックします。
リーチをクリック
上部にあるタブから、「リーチ」をクリックしましょう。
トラフィックソースを確認
リーチタブをクリックしたら、トラフィックソースの情報を確認しましょう。
YouTubeのトラフィックソースから流入数を上げる方法
どのトラフィックソースを上げたいのかによって、対策方法が異なるので、トラフィックソースの特徴や上げる際のポイントを把握すると良いでしょう。
ここでは、YouTubeのトラフィックソースの流入数を上げる際のポイントを2つ紹介します。
各項目で流入数を上げる方法や基準は変わる
トラフィックソースの種類によって、上げる方法や基準が異なります。
例えば、YouTube検索の場合は上位表示を狙うためにVSEO対策が必要ですが、SNS流入の場合はSNSの運用強化が大切です。
また、YouTube広告もトラフィックソースの1つですが、30秒以上または最後まで視聴されないとカウントされない可能性があります。
スキップできないYouTube広告に関しては、最後まで視聴されてもカウントされないので、トラフィックソースの種類によってカウントされる基準が異なることが分かります。
どのトラフィックソースを上げたいのか決める際には、このような対策方法やカウントされる基準が異なる点を把握しておきましょう。
トラフィックソースの割合はブラウジング視聴が最も多い
トラフィックソースの割合は、どのチャンネルでもブラウジング視聴が最も多いと言われています。
YouTubeのホーム画面からの流入率は9割とも言われているので、まず再生回数を増やしたい場合はブラウジング視聴からの流入数アップを目指すと良いでしょう。
また、おすすめ動画として表示されるには、再生回数を増やしたり、チャンネル登録数を増やしたりし、YouTubeのアルゴリズムからの評価を得る必要があります。
それに加え、サムネイルの改善を行えば、より流入数が上がると言えるでしょう。
まとめ
YouTubeのトラフィックソースは、視聴者がどのような経路で自社チャンネルの動画に至ったのかが分かる情報です。
トラフィックソースの情報から、どの経路を意識してYouTube運用を行うべきか、改善点が明確になるでしょう。
ただし、主に8種類の項目に分かれており、種類によって対策方法や基準が異なります。
特にYouTube広告は、スキップできない動画は最後まで視聴されてもトラフィックソースとしてカウントされないので、流入数を上げることに関して他の項目よりもハードルが高いと言えます。
初めてYouTube studioでトラフィックソースを確認する場合や、なかなか企業チャンネルが伸びない場合は、各項目にあった対策方法を行いましょう。
本記事では、YouTube studioでのトラフィックソースの確認方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。