2018年よりYouTubeで着々と注目を集め、2019年以降はYouTubeマーケティングの定番手法となりつつある漫画・アニメ動画。
ほぼ毎日のように公開されているため、YouTubeの急上昇ランキングに入ることも多く、最近ではよく見かける方も多いかと思われます。
この記事では漫画・アニメの動画を活用しYouTubeで成功した事例をご紹介し、チャンネルを運営するメリットなどをご紹介いたします
これから漫画・アニメを用いたYouTubeチャンネルを開設してみたいと考えている方は是非この記事をご参考下さい。
YouTubeでは漫画・アニメを活用した人気チャンネルが多数
最近YouTubeにて増加している漫画・アニメの動画で主流となっているのは、テキストだけがスクロールで流れてくる動画や、いくつかの静止画にナレーションが入れられている動画をマンガ化・アニメ化させたようなもので、マンガ形式のイラストにナレーターが声を入れ、アニメ風にした動画です。
イメージとしてはアニメとマンガの間のような動画になります。
テキストが永遠と流れる動画のように文字を読む必要もなく、画の変化があまりない静止画のナレーション動画に比べ画が楽しめる、というどちらの点から見ても優れている、ハイブリットのような動画になっております。
2019年 10月にはYouTuber事務所のUUUM株式会社が漫画チャンネル「UUUM MANGA」を本格スタートしたことでもYouTubeにおけるアニメ・漫画チャンネルの注目性は話題にもなりました。
そんな漫画・アニメ動画ですが、YouTubeの急上昇に載るものも増えており、最近では多くの人気チャンネルが存在しています。
YouTubeにおいて漫画やアニメを活用するメリットにはどのようなポイントがあるのでしょうか?
YouTubeで漫画・アニメを活用するメリット
YouTubeで漫画・アニメを活用するメリットにはいくつかのポイントがあります。
ここではYouTubeチャンネルで漫画やアニメを活用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
・情報量を詰め込んだ配信が可能
YouTubeで漫画やアニメを活用するメリットとして、情報量を詰め込んだ配信が可能だというポイントがあげられます。
漫画、モーション、テキスト、音声とケースバイケースで使い分けることができる為、紙や電子書籍媒体のアニメ/漫画以上の情報量を詰め込むことができるのです。
・顔出ししないで活動ができる
現在、YouTuberという職業が浸透してきて、様々な特徴を持った人気クリエイターが存在しています。YouTubeビジネスも加速しているため、YouTubeを利用して収益を上げていきたいと考える方も多くなっているのではないでしょうか。
しかし、中には顔出ししたくないという方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、漫画・アニメを活用した動画であれば、一切顔出しをしなくてもYouTubeで活動することができます。
声優さんにナレーション等をお願いした場合、声も出さずに動画を投稿することができます。
顔出しを行わないというポイントは運営面でもメリットがあります。
特定の演者を起用して撮影を進める必要がないので、ある程度自由なスケジュールで動画投稿ができ、トレンドへの対応や動画ストックも可能です。
少し前までは人気チャンネルを作り上げる為には顔出ししてアイコン化していくことが重要だと考えられていましたが、ジェルOfficialのように顔出し無しの人気YouTuberも多く登場するようになっています。
・分業体制での制作が可能
一つアイディアがありさえすれば、シナリオ作り→漫画の執筆→ナレーションの読み上げ(声入れ)→動画編集の4つのステップを外注でも対応できるのはアニメ・漫画チャンネルのメリット。
まず、漫画動画を一人で作成するのは大変だという方は、外注やチームで作成することにより作品を完成させることが楽になるでしょう。
さらに、普通のYouTuberとは異なり、自身は動画に映らないため、費用はかかりますが、全ての工程を外注することもできます。時間がないよいう企業や、漫画の書き方、声の入れ方がわからないなど知識がない方でも活動することが可能です。
こちらのマニマニピーポーによる動画は、チーム内の分業体制により制作されているとのこと。チームでのチャンネル運営はYouTubeを使ったマーケティングを開始する上で参入ハードルを大きく下げるのでとてもおすすめです。
漫画・アニメを活用したYouTubeチャンネルの成功事例5選
ここからは実際のYouTubeチャンネルで漫画やアニメを活用して成功している事例をご紹介していきます。
・「フェルミ研究所」(チャンネル登録者数204万人/2020年現在)
漫画動画を初めて投稿した「フェルミ研究所」は元々「電撃ランキング」という文字スクロール系動画チャンネルを運営していました。
2020年現在の登録者数は約204万人という超人気チャンネルとなっています。
フェルミ研究所にイラストが登場するのは、初投稿から半年ほど経った2018年春頃からです。ただそれも動画自体はフリー素材画像のスライドショーで、イラストは主にサムネイルに使用されるくらいでした。
2018年4月に漫画村閉鎖が閉鎖されたこともあり、漫画形式のフォーマットになったようです。
テーマは日常系、恋愛系に世界の滅亡など様々なものがあります。
この頃から動画の再生回数が10万のものなどあったにもかかわらず、イラストを使用することで、再生回数が100万、200万と再生されることが頻繁になり、最盛期は5000人/日チャンネル登録者がおり、2019年4月には登録者数100万人に達しました。
動画サイトが普及した現在も「漫画」自体が年齢層問わず人気のコンテンツになっている為、YouTube上でも漫画コンテンツが人気を集めることは自明です。
音声と併せることでこれまでの「漫画」という人気コンテンツを更に分かりやすく視聴者を没頭させやすいフォーマットに進化させたのです。
・「にゃんコミTV」(チャンネル登録者数9.5万人/2020年現在)
教養が身に付くと話題の「にゃんコミTV」は2019年1月にチャンネルを開設して僅か一年半で総再生回数2億6000万回を突破しています。
動画内容はシンプルで教養を交えた漫画動画が中心となっています。
視聴者からのエピソード募集や独自のエンディングスタイルである「にゃんこタイム」に登場する飼い猫動画の募集も行っています。
現在確認できる最も古い動画は2019年4月に投稿された「【漫画】セコママ「拾った栗で作ったんだからタダにしろ!」(スカッとする話)【マンガ動画】」 で再生回数30万回を記録しています。
アニメ・漫画チャンネルの中でもこのような共感系コンテンツはバズりやすい傾向にあり、コメント欄も盛り上がりやすく成長しやすいチャンネルテーマの1つです。
・「アシタノワダイ」(登録者数非公開)
「アシタノワダイ」は社会問題や時事を簡潔にまとめた漫画動画が話題のチャンネルです。登録者数は非公開となっていて確認できませんが、チャンネル全体の総再生回数は現時点で3億2000万回となっています。最も再生された動画は2019年4月に投稿された「金正恩はどんな生活をしているのか漫画にしてみた(マンガで分かる)」で再生回数は670万回を記録しています。
実名や顔出しではなかなか扱えないようなグレーなテーマをアニメ・漫画化して扱う動画が人気のコンテンツになっています。
・「ブライトサイド」(登録者数142万人/2020年現在)
YouTubeにて日常で役立つ雑学や筋肉トレーニング等の様々な情報を配信している大人気チャンネルです。チャンネル登録者数は現時点で142万に達しており、総再生回数は6億1000万回を越えています。運営元はアメリカの「TheSoul Publishing」で日本で公開されている動画はアメリカ版ブライトサイドを日本向けに再編集された日本語版となっています。最も再生されている動画は「これに出会ってしまったら、急いで逃げて助けを呼べ!」で再生回数は1200万回を記録しています。
ハウツー系やノウハウ系のテーマはアニメや漫画よりも実写の方が親和性が高いと思われていますがブライトサイドはこのジャンルで世界的にチャンネル登録を増やしています。
YouTubeという自由なプラットフォームでコンテンツとの親和性を追及して制作活動を行うことで、ざまざまな使い方が見えてくるのもようYouTubeマーケティングのメリットです。
・「イヴイヴ漫画-科学と恋愛」(登録者数16.9万人/2020年現在)
“文字だけ動画”と入れ替わりで登場した「イヴイヴ漫画-科学と恋愛」は恋愛サポートチャンネルとして有名な「EveEve」の漫画動画版チャンネルです。
現時点のチャンネル登録者数は16万人で、チャンネル全体の総再生回数は7100万回に達しています。最も再生されている動画は2019年12月に投稿された「【漫画】もし日本の性教育が改革されたらどうなるのか【イヴイヴ漫画】」で再生回数は330万回を記録しています。
こちらも、なかなか顔出しでは運営が難しい恋愛や性教育といったテーマを解説するのにベストなフォーマットで配信していることが成功要因となったチャンネルです。
株式会社TUUUBEではYouTubeチャンネルの運営代行を支援
このような成功事例を見て、漫画・アニメ系YouTubeチャンネルを運営したいと考えている方や企業は少なくないのではないでしょうか。
しかし、当然漫画・アニメ系YouTubeチャンネルをただ単に始めたからといって成功が確約される訳ではありません。
初めてのYouTubeチャンネルを限られたリソースと経験の少ないメンバーで成功させることは非常に難しいのが現実です。
YouTubeチャンネルを有効活用する為に、YouTubeに関するプロをパートナーとして迎えることは大変有効な手段です。
本メディア「LaboTube」を運営する株式会社TUUUBEもYouTube運営代行やコンサルティング、動画制作代行を行うYouTube領域のスペシャリスト企業です。
漫画・アニメなどジャンルを問わない企業のYouTubeチャンネル運営の支援事業はもちろん、国内最大規模のYouTube情報メディア「LogTube」の運営を行うなど、創業以来YouTubeにまつわる事業を最先端で行っているため、YouTubeに関するノウハウや経験値は国内でも随一となります。
YouTubeチャンネルの開設を考えている企業様は、まずはお気軽にTUUUBEにご相談下さい。
YouTubeでの漫画・アニメ活用まとめ
漫画・アニメを活用したYouTubeチャンネルが注目されており、最近では数多くの動画が急上昇ランキングに入っています。また、自身の専門知識やトーク力を必要としない点で非常に参入しやすい分野といえます。
そのため、漫画・アニメを活用したYouTubeチャンネルは非常に成功の可能性が大きいと言うことは言うまでもありません。
漫画・アニメを活用したYouTubeチャンネルを開設すべき理由としては、具体的に
・たくさんの情報を発信できる
・顔出しの必要がない
・漫画・アニメ動画の知識がなくても活動できる
などがありました。
また、成功している漫画・アニメチャンネルを分析すると、以下のようなポイントが明確になってきました。
・独自のスタイルで他のチャンネルと差別化できている
・簡潔で分かりやすくで惹きつけられるサムネイル
・エピソードの募集をして視聴者が見たい動画を作っている
・実用的な教養や雑学を多く取り入れている
漫画・アニメを活用YouTubeに興味のある方は、チャンネル開設を検討してみてはいかがでしょうか?