動画を使ったマーケティングを考えていても、「動画編集できる人がいない」「編集のやり方がわからない」と、なかなか一歩踏み出せないですよね。
そんな悩みを持っている方のために、動画を制作する工程の中でも編集をサポートをしてくれる、「動画編集代行」というサービスがあるのをご存じでしょうか?
そこで今回は、動画編集代行の基本情報や相場、さらに依頼するときのポイントなどを解説します。動画編集代行をしてくれるおすすめの動画制作会社もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
動画編集の代行とは?

動画編集の代行とは、文字通り「動画の編集などを代わりに行うこと・人」です。自社での動画編集の内製が難しい場合に、外注することで質の高い動画を効率的に制作・編集ができます。
一般的な動画の制作の工程は以下のとおりです。
動画を制作するフロー
- 企画、構成、キャスティング(人員手配)
- 撮影、演出
- 動画編集
- 公開
- 分析、運用
外注先によっては、この1〜5まですべての工程を依頼することも、一部分だけを依頼することもできます。工程の中でも「編集」は技術が必要なため、とくに初めは外注するのがおすすめです。
動画の撮影から編集まで依頼
撮影から編集までを、動画編集代行にトータルで依頼するパターンです。撮影者の技術や使う機材などでも品質が変わる動画は、動画編集会社などへ依頼すれば内製以上の品質の高い動画が期待できます。
動画の編集・加工のみを依頼
動画の編集や加工のみを依頼するパターンもあります。すでに自社で動画撮影をしていて映像がある場合は、撮影分の費用がいらないため外注費を抑えられます。社内に撮影技術を持ったスタッフや撮影機材がある場合にはこちらがおすすめです。
動画編集代行を依頼するのメリット

動画編集代行の基本がわかったところで、依頼した場合のメリットを4つご紹介します。
高いクオリティ
動画編集は簡単に見えますが、専門のスキルが必要です。動画編集へ依頼すれば、経験豊富なスタッフや動画制作のノウハウがあるため、高品質でイメージにあった動画を制作できます。
本業や企画・撮影に集中できる
動画を制作する中で、とくに時間がかかるのは動画編集の工程です。なので編集のみの依頼でも、その時間を本業に当てられたり、企画や撮影を行えたりするので、より高い品質の動画制作が可能です。
動画マーケティング
依頼する動画編集代行が、動画を作るだけでなくマーケティングに優れていれば、動画編集代行以上のメリットがあります。
トータルコストダウン
動画編集を内製する場合、
- 人的リソース
- 人材育成
- パソコン、動画編集ソフト
これらのコストがかかります。前述したとおり、動画編集には専門的なスキルや知識が必要なため、編集担当者をある程度のレベルまで育成しなければなりません。
しかし動画編集代行へ依頼すれば、このすべてを任せることができ、動画編集のコストを抑えられます。
動画編集代行を依頼するデメリット

動画編集を依頼する際には、当然コストがかかります。編集だけでなく、他の工程も依頼するとなれば、人的リソースも増えるためさらに費用は高くなります。
「予算内か?」「費用対効果は見込めるか?」などしっかりと検討し、どの工程を依頼するのか、そもそも動画編集代行へ依頼するのか判断しましょう。
動画編集代行の選び方

では実際に動画編集代行の依頼先を選ぶポイントをご紹介します。
過去の制作実績
動画編集代行を依頼するときには、必ず過去の制作実績を確認しましょう。過去に編集した動画をみれば、イメージが湧きやすくクオリティも把握できます。
さらに、会社の制作方針で専門分野が異なりますので、どんな分野を担当してきたのかも確認しておきましょう。
依頼した後に、「イメージと違った」などクオリティに問題があれば差し戻しなどの手間とコストがかかります。必ず、契約前に過去の制作実績を確認しておきましょう。
丁寧な対応
動画編集といっても、人と人のコミュニケーションが大切です。担当者は話しやすいか、希望を聞いてアイデアを提案してくれるかなど、失敗ん会い発注のためにしっかりと見極めましょう。
料金システム
前述しましたが、動画編集代行を依頼するメリットの1つは、トータルコストを抑えられることです。動画編集代行の料金は一律での費用計算は難しいため、工数を具体的に詳しく見積もりをしてくれる良心的な依頼先を選びましょう。
YouTube動画編集代行の相場は?

YouTube動画編集代行の相場は以下のとおりです。
動画編集代行会社の場合
格安動画編集代行会社 | 1〜3万円 |
広告動画・会社の紹介動画など品質重視 | 5〜10万円 |
企画・撮影・運用サポート込み | 10〜50万円 |
あくまで相場なので、動画の長さや内容、納期などでの変動もあります。さらに、時間単位での料金設定をしている動画編集代行会社もあります。基本的には、クオリティにこだわるほど費用は高くなります。
個人(フリーランス)の場合
ココナラ | 5,000円〜(最低出品額) |
ランサーズ | 10,000円〜 / 1本 |
クラウドワークス | 4,000〜5,000円以上 / 1本 |
金額が4,000〜5,000円以上や1万円からスタートの場合が多く、コストが抑えられるため企業がクラウドソーシングを通して依頼するケースも増えています。
ちなみに、フリーランサーは個人で動画編集代行をしている人が多いです。
動画編集代行に依頼する際のポイント

編集代行に依頼する際の大切なポイントを紹介します。
動画制作の目的を明確にする
「商品やサービスの認知」と「商品の購入やサービスの利用」では、動画の方向性やマーケティング方法も変わってきます。目的をはっきり決めておけば、動画編集代行の担当者ともスムーズにやりとりが行えます。
予算を明確にする
クオリティにこだわるほど費用は高くなっていきます。なので、前もって予算を伝えておくことで、その予算内での提案をしてもらえます。完成イメージを共有しやすくなり、優秀な担当者であれば予算内でハイクオリティな動画を制作してくれるはずです。
見積もりを依頼する
動画編集代行業者は、会社によってそれぞれ強みがあり展開しているサービスが違います。なので、まずは複数の会社に同じ条件で見積もりを出してもらいましょう。
価格や品質などを比べて、その中から自社が求める品質と予算のバランスにあった業者に依頼するとよいでしょう。
個人(フリーランス)に依頼する場合
個人(フリーランス)に依頼する場合には、クラウドソーシングサイトを使うと良いでしょう。
ココナラ | スキルをパッケージにして公開しているものを、企業側が選んで購入する。 |
ランサーズ | 大手クラウドソーシングサイト。スキルを公開するスタイルの機能もある。 |
クラウドワークス | 大手クラウドソーシングサイトで、とくに利用者が多く、スマホアプリでも利用可能。 |
作業範囲などを相談しながら依頼したい場合には、クラウドワークスやランサーズがおすすめです。注意点は、発注側もマッチングの見極めが難しいため、ミスマッチになりやすいので、クラウドソーシング頼むときにも、ポートフォリオをしっかりと確認しましょう。
お試しでリスク回避
クラウドソーシングサイトでの依頼は、インターネット上だけでの取引となります。そのため、メッセージの中でビジネスに対応出来る信頼性があるか判断しなければなりません。
スキルの判断に困ったときには、「お試し」で1度テストをお願いしてみると良いでしょう。スキルを見ることができるため、ミスマッチもなくなります。
動画編集代行でおすすめの動画制作会社7選

動画編集代行を行っている動画制作会社の中から、「YouTube動画編集代行おすすめの動画制作会」と「広告・PR動画おすすめの動画制作会」をそれぞれご紹介します。
YouTube動画編集代行おすすめの動画制作会社
1.株式会社フロンティアチャンネル
株式会社フロンティアチャンネルは、オンライン配信事業、映像・サウンド事業を行っていて、とくに得意としているYouTubeの動画制作の実績が多数あります。
さらに、企画から撮影、アカウント管理やコンサルティングなどのサービスも展開しており、YouTubeマーケティングをしたい方におすすめです。
- YouTube動画編集代行:2万円〜 / 1本
2.株式会社メディアエクシード
株式会社メディアエクシードは、WEBマーケティングや広告動画制作、YouTubeチャンネル運用代行などのサービスを展開しています。YouTube動画の編集代行や運用に力を入れており、チャンネル開設サポートやコンサルティングも行う「YouTubeスタートパック」を用意しています。さらにオプションも充実しており、さまざまな顧客サポートに対応しています。
- YouTubeスタートパック:初期費用16万5,000円、撮影費用6万6,000円、編集代行費用4万4,000円
3.株式会社TUUUBE
自社チャンネル運営・他社チャンネル支援を行う実績から、信頼性のある提案が可能です。
大きくプランはあるものの、ご相談に対してコンサルタントがヒアリングの上、個別の適切なプランを提示する為、成果が出やすい構造になっています。
4.Crevo株式会社
Crevo株式会社は、動画制作・映像制作・編集代行を行っており、とくにアニメーション動画制作が強い印象です。実績としては、Paidyやじぶん銀行などを担当。アニメーションのプロがヒアリングからシナリオを作り、提案してくれるため、希望に沿った動画が作成できるでしょう。
- 費用は要問い合わせ
5.株式会社NOKID
株式会社NOKIDは、映像制作や広告企画制作、アニメーション制作などの事業を展開している会社です。「voiPic」というアニメーション動画の制作やYouTubeチャンネルの運用支援を行うサービスも行っています。シナリオ制作からアテレコ、動画編集代行までワンストップで依頼することができ、YouTubeのアニメチャンネルの開設や広告配信のサポートも充実。漫画とアニメーションを用いた動画作成をしたい方にはとくに魅力的です。
- 費用は要問い合わせ
広告・PR動画おすすめの動画制作会社
1.モバーシャル株式会社
モバーシャル株式会社は、web動画広告や動画コンテンツ制作、動画コンサルティングなど幅広い事業を展開しています。企画、動画編集、配信、運用までトータルでサポートしてくれるのが魅力で、これまでJリーグ公式スポンサー動画やLINE MUSICのキャンペーン動画などを担当した実績もあります。
- 費用は要問い合わせ
2.株式会社LOCUS
株式会社LOCUSは、これまで1,700社・1万5,000本以上もの企業の動画制作をしてきた実績があり、幅広いニーズに合わせた動画制作を行っている会社です。高い品質はもちろん、成功事例も多く、動画広告運用や内製化サポートなどの魅力的なコンサルティングサービスも充実しています。
- 費用は要問い合わせ
3.株式会社フラッグシップオーケストラ
株式会社フラッグシップオーケストラは、格安動画制作サービス「ムビラボ」を運営しています。企画から編集、撮影込みで1本2万円からの価格帯で、動画広告やSNSコンテンツ用動画にも対応。動画編集のみも依頼できるため、既存の映像での制作も可能です。
- 動画広告作成 :2万円〜 / 1本
まとめ
今回は、動画編集代行についてご紹介しました。
動画編集代行をうまく利用すれば、予算内でクオリティの高い動画を制作ができます。ぜひ動画編集代行で、費用に見合った効果的なマーケティングを行いましょう。